アロマテラピー1級の私が実践する“朝の整え習慣”
- 今井 秀司
- 4月16日
- 読了時間: 3分
更新日:4月20日

日々の仕事のなかで、私たちは知らず知らずのうちに、緊張や不安、苛立ち、無気力といった感情の波にさらされています。
その感情を「我慢する」「抑え込む」だけでは、心と身体のバランスは崩れていく一方です。
私はこれまで人材育成やキャリア支援に携わるなかで、感情管理の重要性を強く実感してきました。
そして、その“整える力”を支えてくれたもののひとつが、アロマテラピーです。
感情にダイレクトに届く「香り」の力
香りが脳に与える影響は非常に強く、言葉や理屈を通さずに感情を司る脳の領域(大脳辺縁系)に直接働きかけます。
つまり、香りは“考えるよりも先に感じる”感覚経路。頭では整理しづらい感情も、香りを通じて自然と落ち着いていくのです。
こうしたアロマテラピーの仕組みに魅了され、私は正式に学び直し、アロマテラピー検定1級を取得しました。
実践しているのは「芳香浴法」── 朝のマイデスク習慣
私が日常的に活用しているのは、アロマの中でも最もシンプルで効果的な芳香浴法です。
ディフューザーやアロマストーンを使い、精油の香りを空気中に拡散させて取り入れる方法で、手軽かつ即効性があります。
特に大切にしているのが「朝の選香」です。
その日の気分やコンディション、スケジュールに応じて、マイデスクに置く香りを選びます。
- 集中したい日 → ローズマリーやペパーミント
- 緊張しそうな日 → ベルガモットやラベンダー
- 疲れが抜けない朝 → レモンやグレープフルーツ
- 気持ちを柔らかくしたい日 → ゼラニウムやイランイラン
朝の「香りを選ぶ」という行為そのものが、感情と向き合う時間になり、
自然と「今日はどう過ごしたいか」を自分に問い直す習慣にもなっています。
感情は理屈で整理できないからこそ、香りが効く。
感情はロジックでは制御できません。
「冷静になろう」「怒っちゃダメだ」と自分に言い聞かせても、感情は納得してはくれません。
だからこそ、香りのように身体と感覚を通じて整えるアプローチが、セルフマネジメントの武器になるのです。
五感を活かす技術は、思考のスピードを落とし、感情の波を穏やかに戻してくれます。
おわりに
香りは、感情の取扱説明書のようなものです。
怒り、不安、焦り――そんなとき、香りは「今の自分の状態」をやさしく教えてくれます。
アロマテラピーは、感情をコントロールするのではなく、整えて共にある方法。
日々の中でほんの数分、自分のために香りを選ぶ時間を持つことで、気持ちも働き方も少しずつ変わっていきます。
まずは一つ、好きな香りを見つけるところから。
感情を整える一歩は、今日の香り選びから始まります。
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