目からウロコの腸活を知る。
- 今井 秀司
- 4月25日
- 読了時間: 4分
「腸から整える、私の毎日」
―― セルフマネジメントに効く“腸活”のすすめ。

「なんだか最近、疲れやすい」
「朝からやる気が出ない」
「イライラしやすくなった気がする」
「睡眠の質が下がっている」
こうした変化を、「年齢のせい」や「ストレスのせい」で済ませていませんか。
実はその不調、あなたの“腸内環境”が影響しているかもしれません。
腸は、食べたものを消化するだけの器官ではありません。
心と身体を整えるセルフマネジメントの中核を担っているのです。
今回は、腸内環境を整える=“腸活”を、ビジネスパーソンのパフォーマンス向上やメンタルの安定にどう活かすかについてお伝えします。
腸は「第二の脳」である。
腸には1億以上の神経細胞が集まり、脳と独立して情報処理を行うことができるため、「第二の脳」と呼ばれています。
さらに、脳内ホルモンであるセロトニンの約90%は腸でつくられると言われており、
腸内環境は「心の安定」にも深く関わっています。
つまり、腸が整えばメンタルも整いやすく、行動の質そのものが変わっていくのです。
腸内環境が乱れるとどうなるか。
腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると、次のような不調が起こりやすくなります。
慢性的な疲労感
集中力の低下
便秘や下痢などの消化不良
肌荒れ・むくみ
免疫力の低下
イライラや不安感の増加
これらは一見バラバラに見えますが、共通するのは「腸が乱れている」というサインであることです。
腸活のメリットは「心・体・行動」すべてに及ぶ。
腸活とは、腸内環境を整えるための生活習慣を指します。
その効果は、以下のように多方面に広がります。
【心】
セロトニンの分泌が促進され、気分が安定しやすくなる。
不安やイライラが軽減し、ポジティブ思考になりやすくなる。
【体】
消化吸収がスムーズになり、エネルギー効率が向上する。
肌トラブルが減り、疲れにくい身体になる。
免疫力が高まり、風邪をひきにくくなる。
【行動】
朝から頭が冴え、仕事のパフォーマンスが上がる。
無駄な間食が減り、体重管理がしやすくなる。
睡眠の質が改善し、1日のリズムが安定する。
今日から始める腸活の習慣5選。
1.発酵食品を1日1回摂る。
納豆、キムチ、味噌、ヨーグルト、ぬか漬けなど。
市販のものでも良いが、無添加・低糖のものが理想。
2.水溶性食物繊維を意識して摂取する。
海藻類(わかめ・ひじき)、オクラ、アボカド、ごぼうなどが有効。
腸内細菌のエサになり、善玉菌が増える。
3.起床後コップ1杯の常温水を飲む。
腸のぜん動運動が促され、排便リズムが整う。
4.「ながら食べ」をやめて、食事に集中する。
よく噛むことで消化を助け、内臓への負担を減らす。
5.ストレスを溜めない・適度に動く。
ウォーキングやストレッチ、深呼吸も腸内バランスに良い影響を与える。
腸が整うと、自分にやさしくなれる。
腸内環境が整うと、メンタルの起伏が穏やかになります。
それにより、自分に対しても他人に対しても“寛容さ”が戻ってきます。
「今日も頑張った」と自分を肯定できる。
人の言葉に過敏にならず、受け止める力が育つ。
ストレスとの距離が適切になり、冷静な判断ができる。
これは、セルフマネジメントの中核である「感情のコントロール力」と直結します。
セルフマネジメントというと、目標設定や行動計画ばかりに意識が向きがちです。
しかし、土台となる「身体と心の健康」が整っていなければ、何も続きません。
腸活は、最もシンプルで、誰にでも取り組める心身の土台づくりです。
日々の選択を、身体が喜ぶ方向へ。
腸を整えることは、自分を大切にする第一歩です。
ピースライフジャパンの今井によるセルフマネジメントの重要性と具体的な方法を情報発信するウェブサイトコンテンツの名称です。随時更新。