マインドセットの整え方
- 今井 秀司
- 5月19日
- 読了時間: 4分
思考を変えると、行動が変わる。
―― セルフマネジメントを支える「マインドセット」の整え方。

「ついネガティブに考えてしまう」
「やりたい気持ちはあるのに、行動が続かない」
「失敗すると自己否定してしまう」
こうした悩みを抱える人は少なくありません。
その根本には、「マインドセットの偏り」があるかもしれません。
マインドセットとは、「物事をどう捉えるか」という思考の枠組みのことです。
正しいマインドセットを身につけることで、困難に柔軟に対応でき、
前向きな行動を持続させることが可能になります。
今回は、マインドセットを整える方法について、具体的な実践方法を交えてお伝えします。
マインドセットが行動を決める理由。
マインドセットとは、私たちが「どう考え、どう捉え、どう行動するか」の土台です。
その基盤がしっかりしていると、逆境や困難に直面しても、ブレにくくなります。
マインドセットには、大きく2種類があります。
1.固定マインドセット(Fixed Mindset)
「自分はこういう人間だ」と思い込む考え方です。
失敗すると、「やっぱり自分はダメだ」と決めつけてしまいがちです。
行動の変化を拒み、新しい挑戦を避ける傾向があります。
2.成長マインドセット(Growth Mindset)
「努力すれば成長できる」と考える捉え方です。
失敗も学びとして捉え、変化や挑戦に対してオープンです。
結果よりもプロセスを大切にし、前進し続ける力を育てます。
成長マインドセットを育てる5つの方法。
1.「できない理由」を「できる工夫」に変換する。
失敗や困難があったとき、まずは「何が原因か」を分析しましょう。
「時間が足りなかった」→「次は早めに準備しよう」
「難しかった」→「小さなステップに分解してやってみよう」
「自信がなかった」→「少しでも準備を積み重ねてみよう」
重要なのは、「ダメだ」と断定するのではなく、「改善できる」と考えることです。
2.「自分の言葉」にポジティブを取り入れる。
自己対話の中で、無意識にネガティブな言葉を使っていませんか?
「どうせ無理」→「まずは試してみよう」
「できない」→「どうすればできるかを考えよう」
「失敗した」→「次に活かす経験が増えた」
言葉の使い方が、自分の行動を縛ってしまうケースが多々あります。
ポジティブなフレーズを意識的に取り入れると、思考パターンも変わっていきます。
3.成功体験を積み上げる。
成長マインドセットを持つためには、小さな成功体験が不可欠です。
毎日5分だけ学習する。
週に1回、できたことを振り返る。
誰かに自分の進捗を報告する。
達成感の積み重ねが、「やればできる」という自信を育てます。
続けること自体を目標にして、失敗を恐れない環境を作りましょう。
4.「逆境こそ成長のチャンス」と捉える。
困難や失敗を「避けるべきもの」と考えると、成長が止まります。
むしろ、「ここを乗り越えれば、自分の力が伸びる」と捉えることで、
難しい状況でも、冷静に対応できる自分を作れます。
プレッシャーを「成長の機会」と捉える。
結果よりも、取り組んだ過程を評価する。
失敗談をポジティブに話せる自分を目指す。
このように「逆境をどう見るか」が、成長マインドセットを育てるポイントです。
5.「自己承認」の習慣を持つ。
「自分は成長できる」と信じるためには、
日常の中で「自分を承認する時間」を意識して持つことが大切です。
毎日、自分を褒める一言を手帳に書く。
良かった出来事を3つ思い出して記録する。
「できた自分」を言葉に出して認める。
これらを繰り返すことで、固定マインドセットに引き戻されるのを防ぎます。
マインドセットは、一度整えたら終わりではありません。
日々の行動や思考を通じて、何度でも鍛え直すものです。
成長マインドセットを持つことで、
失敗を恐れず、変化を歓迎し、自分を少しずつ変えていける力が身につきます。
「どうせ自分なんて」と思う時こそ、「まだまだ成長中」と切り替えてください。
あなたの未来は、マインドセット次第でいくらでも変えられるのです。
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